2009年 富山・春の合宿
来る2009年3月30日、富山・春合宿前半班は富山に向けて旅立った。
今回使用した切符は「北陸フリーきっぷ(普通車)」である。今回参加したのは
顧問を入れて7人。全部員が15人なのでちょうど半分に分かれた。さて一向
は「たにがわ401号」に乗車する。スキー客がちらほら見えた。さて越後湯沢
は一面の銀世界。もうすぐ4月だというのに、今年は雪が少なかったのに、
冬の厳しさを思い知った。その後「はくたか2号」に乗って、銀世界を160キロ
の速さで突っ走った。直江津に着く頃にはもう雪は消えてしまっていた。
直江津駅には疎開された209系の姿が見られた。長野の解体が間に合わず、解
体線があふれてしまって、留置してあるのだとか。写真ではわかりづらいのだがこの
日は快晴だったので、車内から有間川付近のおだやかな日本海が望めた。冬の荒れ
狂う日本海が嘘のようだった。泊、魚津、滑川と続き10:14に一向は富山に到着した。
3ヶ月振りだったのでどこか故郷に帰ってきたかのようだった。
さて、ここからA班とB班に分かれた。
A班
A班は高山本線の猪谷で撮影することを決め、10:25発の列車に乗ることに決めた。
この列車は富山で上りの列車の交換待ちをしていた。その上りの列車は今日本で
唯一の定期運用のキハ58で、マニア部員はもちろん事前に知ってながらも撮影に
夢中になってしまい、危うく下り列車に乗り遅れるところだった。越中八尾辺りから
秘境感が出てきて猪谷はもうすっかり秘境だった。でもここからさらに神岡の方まで
列車が出てたと思うと悔しくて悔しくてたまらない。ただ、富山駅で旧笹津線のルート
を辿って神岡に行くバスを見つけたのでそっちは絶対いつか乗ってやると思ったので
ある。猪谷から僕達の撮影スポットまで徒歩20分くらい。ただそこまでの道のりが本
当に何も無いところを通っていくので非常に不気味だった。かつて冬に行った部員は
鹿が出たと大騒ぎしていた。そんな大げさなと思っていたのだが実際そんなところで
あった。行って見たい人は「常虹の滝」と調べれば容易にいけるだろう。
さて高山本線の撮影を終えた一向は快晴という事もあって、氷見線に行くことに決めた。
富山に着き、せっかくのフリーパスなので特急に乗りたいところだが、ぜんぜん来ない時間
帯なので断念。まぁだが、クハ455-700番台がきたのでOK。15分程で高岡に着いた。
時刻表で調べたとおり氷見線の接続は良好だった。氷見線は改めて結構おもしろい路線で
氷見線を知らない人が氷見線に乗るとびっくりすると思う。なぜなら越中国分駅まで普通の
住宅街を走るのだが、越中国分駅を出た瞬間、車窓は海一面になる。
温泉施設から見た越中国分駅。高岡方面を見ると住宅だらけ。
同じく越中国分駅。氷見方面は海一面
まぁここら辺一帯は結構有名な撮影地だったりする。鉄研としてまず有名撮影地をおさえるのは
良いことだと思う。何度も言うようにこの日は快晴で立山連峰も見え、カモメが飛び交い、潮風
が吹いて。みんなのテンションは上がりっぱなしだった。
砂浜から見えた立山連峰。写真じゃなかなか伝わらない・・・
さらに越中国分駅近くには展望露天温泉があり、そこからは氷見線と海と立山がとても綺麗に見え
る。もちろん発見してしまったからには入らないわけにいかない。列車の来ない合間を縫って温泉に
入った。快晴と言ってもまだ気温は7度だったため、温泉の温もりがじわじわ感じた。この施設は是非
おすすめする。ここの休憩ブースからは氷見線をなんと俯瞰(下を見下ろす構図)撮影が出来るのであ
る。それらの写真は文化祭で発表するのでお楽しみに。(たぶん既にネットとかにあると思う・・・)
夜は万葉線などを巡って、高岡から、はくたかに乗ってゆっくり帰りました。
B班
B班は1日中顧問の先生による車の移動でした。午前は東八尾付近のポイントで撮影し、午後は呉羽
山に行った後、北陸本線に向かいました。呉羽山は顧問の先生も大絶賛で、合宿が終わるまでずっと
感動していました。たしかに呉羽山からみる景色は絶景です。
高山本線 特急 ワイドビューひだ
呉羽山頂上での写真。詳しくは文化祭のスライドで